11月になりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか?
今秋は近場ですがちょこちょこ出かける機会も多く、結構楽しんでいます。運賃がかかっていない所が一番楽しいんですけどね。
さて、前回の更新でちょこっと出てきたニジイロ用の新型産卵セットについて。
新式といいながらも基本は菌床産卵。
私は今まで基本材産卵、一部マット(かんろ式)産卵で菌床は試したことがありません。
菌床産卵は割り出しが容易だったり、初めから菌糸で飼育できたりと利点も大きいようです。
では何故今まで避けてきたのか?・・・特に理由はありません。強いて言うならば菌床ブロックのコストと菌糸の管理が面倒くさかったからでしょうか?
コストに関しては解決しておりますので、これからは本格的に菌床産卵を採用していきたいと思います。
で、本題
オオクワとかの大型種の場合は菌床ブロックをそのままど~んっ!と使うのが吉なのでしょうけど、ニジイロの場合は以前のマット産卵からもそこまで大きくなくてもいい感じ。しかも今手持ちにあるのは1100ccの菌糸ボトルのみ。わざわざ菌床ブロック1つだけ注文するのも無駄。
と言う訳で、簡易的に菌床産卵セットを作ってみました。
必要なものは適当な菌糸ビン(pp製)とケースに適当なマット。菌糸ビンはそれなりの大きさのほうがよさそうです。
今回は月夜野きのこ園のエレメントの1100ccときのこマットを使用。
まずは菌糸ビンの底をソーなどで切断。
そう言えば、菌糸飼育と酸素の関係ってどんなものなんでしょう?
こんな↑風に上下から酸素がくるようにしておけば多少は変わるものなんでしょうかね?それとも菌糸の成長(劣化)が進むだけなんでしょうか?今後研究の余地有かもです。
閑話休題
次に縦に切れ目を入れて、あとはズルリと引き出せば準備完了。菌床ブロックなんかよりもカチコチに固められていてなかなかよさそうな感じ。
丸い故にすべり易いです。くれぐれも怪我だけはしないように気をつけてください。
あとはケースにセットして、数日置きます。菌糸が表面に回るのを確認してから投入しました。
こんな感じ。
大きさは想像できると思いますが、それなりの太さの材と同じ大きさですので簡単にはバラバラにされないと思います。
♀を投入したら温箱に収めて終了。日々の気温とにらめっこしながら様子を見ます。
こんな感じのセットですがあくまでも試作、試験です。
うまくいけばいいですね~ってとこでお願いします。うまくいけば今後のスタンダートになるでしょうね。
[3回]
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COMMENT
菌床産卵って、普通の飼育法になったのですね
菌床産卵が可能だと言うことは、
「体力のない初齢のうちは、マットで育てた方がよい」
という格言は何だったのですかね。
菌糸に巻かれないようにするために、親雌が何かの工夫をしているのでしょうか?
それとも他の条件なのでしょうか???
分からないことはたくさんありますが、飼育法もどんどん進化していきますね。
それにしても、のこぎりを使う際は、くれぐれもお気を付けください。
無題
菌糸ビンに関しては多少は死亡率も上がるとは思いますが、初期からの菌糸飼育の問題は、材から菌糸に移動させる際に傷つけてしまう、若しくは無用な体力を消耗させてしまう点にあるのではないかと一番に思います。
割り出し
中にいる幼虫の数が分からないとなると、早めに割り出したいところですね。
ケチな私としては、菌糸が劣化する3ヶ月まで待ちたいところでありますが、
実際に行うとなるとやっぱメスを取り出してから3週間後かな?
でも、取り出せないことも多々あるし・・・・・。
SaladDaysさんは、いかがなされるおつもりですか?
無題
移すにしても、それなりに育ってからにしようと思っています。加温もしてますし、年末か年明けくらいに割り出す(掘り出す?)つもりです。